発注側に立ったプロジェクトマネジメント
プロジェクトマネジメントとは
「プロジェクト」を辞書的に定義すると、「期間と成果物が定義されている活動」ということになり、新東京タワーを建設するのも、結婚50周年の祝賀会を開催するのもすべてプロジェクトですが、ここではもちろんソフトウェア開発のプロジェクトに話を限定します。
ホームページはもちろんのこと、何かのソフトウェアシステムを発注する、ということは、とりもなおさず、そこでプロジェクトが発生するということになります。どんな小さなシステムでも、そこには、スケジュール(納期)の管理やコストの管理をはじめ、品質管理や、仕様変更管理など、「単にコード(プログラムやデザイン)を書く」という以外の仕事がたくさん発生します。プロジェクトマネジメントとは、それら全ての仕事をマネジメントして、最終的に発注側・受注側が共にハッピー(win-win)になるための重要な役割りなのです。
発注側でのプロジェクトマネジメントの重要性
自社に情報システム部門を持つような比較的大きな企業では、システム発注経験も蓄積しており、「業者任せ」にすることはあまりありません。しかし、小さな会社で、自社にシステム部門がない、あるいは、システム部門が弱い会社だと、『餅は餅屋でいいんじゃないの?』と、業者任せで発注し、単に足元を見られた割高な発注で済むのならまだしも、結果として、『想定していた成果物とずいぶん違う』ものを納品され、受注側とトラブルになることも多いようです。
発注経験が少ないと最初に戸惑うのが業者からの見積についての評価です。カメラやクルマのように、完成品を購入する場合は、アフターサービスの差はあれ、基本は価格を中心とした評価であまり問題ありません。
しかし、ソフトウェア開発の発注というのは、価格だけで評価するととんでもないことになりかねません。見積依頼時に、「揺るぎのない見積ができる」ような条件を明示していれば話は別ですが、「何を作って良いのかすら曖昧」な状態で見積依頼をするケースは結構多いようです。一番安いところに発注したはずが、後から莫大な追加費用を請求された、というのは非常に良くある話です。
そういうトラブルを防ぐには、発注側として、準備すべきことは準備し、発注後も業者任せにしないことが何より重要なのです。
CPO代行サービス
発注側でのプロジェクトマネジメントが重要であることは理解できても、発注側の企業の中にそういった部署や人材がいなければ絵に書いた餅です。次章CPO代行サービスの中で詳しく述べますが、当社は、発注側のお客様に代わって、プロジェクトマネジメントはじめとした、システム調達に関する諸業務を代行するサービスを行っています。
CPOというのは、あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、Chief Procurement Officer:(最高)調達責任者、という意味で、大ざっぱには、情報システム部門の機能を代行すると考えていただければ結構です。





