アンケート調査
Webマーケティング実施事例でもアンケート調査を伴っていますが、分析から得られた知見を補強する、あるいは、分析では得られない知見を得るために、「生の声」をアンケートするというのは非常に説得力にある方法です。
アンケート設計
アンケート設計は大きくは3つに分かれます。
- (1)アンケートの実施方式の設計
- (2)アンケート内容の設計
- (3)アンケート対象母集団の設計
(1)アンケートの実施方式
大きくは、実際に対面してアンケートを実施するのか、Webや郵送などで、非対面で実施するのかという2種類に分かれます。個人情報に関わる比率が低いものは対面での実施が安直ですが、一般的にはWebまたは郵送でのアンケートのほうが安全のようです。また、アンケート、とは少し違いますが、生の声を集めるという意味では、数人を一定時間拘束して、特定テーマに関して自由に感想や意見などを述べてもらう「Focus Group Meeting」というのも有効な手法です。
(2)アンケート内容の設計
集計の合理化を考えると、選択式の設問が便利で一般的ですが、設問数が少ないと、自ずと精度は悪くなります。「手書きの生の声」は、集計は大変ですが、迫力も説得力も格段に違います。また、選択式の場合、「どちらでもない」「その他」などの選択肢は極力入れないようにするのもくふうのポイントになります。
(3)アンケート母集団の設計
アンケート設計の中でもっとも難しいのがこの点です。言い換えると、「まじめに答えてくれる人の比率をいかにして高めるか」ということです。また、資格の問題もあり、例えば「医療従事者」を対象としたとき、非対面アンケートで「回答者が本当に医療従事者なのかどうか」を保証するのもなかなか容易ではありません。記名回答にすることである程度確度は上がりますが、基本は『人脈の駆使』が一番確実のようです。
アンケート実施時・実施後のフォロー
これは、アンケートの精度向上のためというよりは、アンケート主催者のブランド維持・コスト管理のために非常に重要なことです。
被験者が多い場合、必ず、何%かの割合で「変な人」や「わかってない人」、「クレーマー」が出現してきます。母集団がいい加減だと、謝礼を二重請求してくるような悪質な場合もあります。それらの人に対して、「正当な理由」で「拒否」をするのは決して得策ではありません。もちろん、裁判沙汰にでもなれば「勝利」はできるでしょうが、裁判沙汰になること自体がすでに大きな損失です。「ゴネ得は認める」「全ておっしゃるとおり」という方針で、100人対象のアンケートであれば、必ず謝礼は105人分用意し、決して上から物を言わず、絶対に議論をしない、という方式が、最終的にはもっともコスト安につながるのです。





