KindleとNook

少し前にKindleを買って嬉しがって使っていた。

日本製のガラパゴスなんかのほうが使いやすいんだろうな、とは思うものの、ダウンロードできる書籍がたかだか数千冊ではお話にならない。田舎の小学校の図書館でももうちょっと蔵書数は多いのではないか?その点、amazonだと100万冊のオーダーなので、かなり選べる。

ただ、amazon.comは新刊や話題本は充実してるものの、ハワイの神話関連などは少なく、ようやくBeckwithの「ライエイカワイの神話」という研究書を見つけたくらい。(それはそれで価値あるのだが)。また、日本からダウンロードすると何故かすべて2ドル上乗せされるので、Public Domain Booksと呼ばれる、著作権切れで0ドル提供されている本も売り物みたいでなんだかなぁ、と思っていた矢先、日本からは買えないとあきらめていたNook(Barnes and Noble系:以下BN)がandroid携帯から使えるという記事を発見!

Nookは、機械自体も米国内専用でBNのサイト経由でも購入できないが、蔵書数はamazonをも凌駕する200万冊のオーダー。Nookのアプリは何故かAndroidマーケットには出ていないのだが、そこはAppBrainというマーケット経由で、PC経由で調達できた。(PCでインストールするとスマホのほうに入ってくる)

さて、本をダウンロードしようと思うと、クレジットカードの住所が日本だと、無料本でもDL不可。思い直して、直接、住所だけを当社のハワイ法人登記先に変更してみると、なんとそれだけでOK。おかげで、かつて苦労して入手したFornanderの著作などが、正味、無料で(interrnet archiveに入っていればとにかく無料)読めるようになった!

販売している本ではないので、スキャン時のエラーなども校正されずに放置されており時折見苦しいところもあるものの、とにかく読めて、本文の検索ができるということだけでも物凄く価値がある。ただ、画面がやや大きいIS01とはいえ、ちょっと読みづらい。kindleと違ってページめくりが凝ってるのは面白いけれど。

ところがその後、amazonから、Nookのepub形式からamazonのmobi形式への変換ツールが提供されていることがわかった。要するにNook経由でダウンロードしてきた本が、変換ツールを通してkindleで読めるようになるのだ。素晴らしい。

BNのnook book のページで検索すると膨大な古書が出てくる。しかも著作権切れで無料。

まあ、念のため書き添えると、無料のPublic Domain Booksはほとんどゴミのような扱いなので、明細の記載がなく、画像も不鮮明なので、いったいそれがシリーズ中の何巻なのかはダウンロードしてみないとわからないというデメリットはある。しかしまあ、これも開けてみてのお楽しみ、という前向きな気持ちで考えてみようか。