国立博物館

くにたち、ではなく、National Museumのこと。

周囲の人たちには広言しているよう、ぼくは博物館が好きだ。この雑文集でも、これまで訪れたいろんな博物館について折りに触れて書いてみたいと思うのだが、この項は「行ったことが無い」博物館について。

国立博物館は以前は全国に3館あった。東京、京都、奈良にそれぞれ1つずつ。(東京大阪名古屋で無いところが渋い。)そしてこれに千里のみんぱく、上野の科博、佐倉の歴博を入れて合計6つ。

学生時代は京都に住んでいた。就職して北大阪にある会社に勤務し、結婚して奈良に住居を構えた。その後転勤で関東に移り、独立後も都内で働きながら今は佐倉に住んでいる。・・・おわかりだろうか?全く意図したわけではないのだが、ぼくはこれまでの人生、自分で生活地域を決められるようになってからは、国立博物館のある地域だけを転々としていたのだ!

それぞれの博物館にはいろんな思い出があって、奈良博は、以前は毎年の正倉院展には欠かさず通っていたし、京博は学生時代にバイトしていたこともある。科博は近いのでリピーターパスを活用しているし、みんぱく(国立民族学博物館)は今でも大阪に出張の都度、時間があれば必ず立ち寄るくらい。などなど。

しかしそんな中、2005年(だったと思う)に、九州は太宰府市に、「九州国立博物館」が4館めの博物館として誕生したのだ。これは嬉しい。しかし悔しい(遠いので)。それまで出張で博多に行くことも何度かあったのだが、博物館の誕生以降、なぜか機会が全く無くて、2011年の今でも訪れたことが無い。

しかし、いつまでも機会を待っていても始まらないので、今年は九博を訪れるためだけに福岡まで行ってみようか。